草木の実 クチナシ(梔子)
■クチナシ(梔子)の実
■アカネ科 クチナシ属
■花言葉:「喜びを運ぶ」「とても幸せです」「洗練」「優雅」
■名の由来: 果実が熟しても裂けたりはじけたりしないので、口が無い「口無」。また果実の頂点に残る萼を鳥のくちばし、果実を梨に見立てて、口のある梨「口梨」など諸説。
樹の高さは1~3m。6~7月に白い花が咲く。品種改良によりバラのような、八重咲きの種も作られてます。
12~1月に、オレンジ(黄色)色の実がなる。
クチナシの花の香りは強く、甘く鼻をくすぐるような香りを放ちます。
花言葉の「喜びを運ぶ」も、その香りにちなんでといわれてる。
アメリカでは男性が女性をダンスパーティーなどに誘う場合、クチナシの花を贈るそうです。
八重咲きの種のクチナシの花は、ウエディングブーケにも使われたりします。
花言葉といい、めでたいことに使われる花のようです。
乾燥させた実は、山梔子(サンシシ)と呼ばれ、消炎、止血、鎮痛、解熱などの民間薬として使われてました。
また実には、黄色の色素「クロセチン」を含んでおり、布や、きんとん・たくあんの着色料に使われてました。
将棋台の足が、クチナシの実をかたどり、八角形に作られてます。
これは「クチナシ(口無し)」にかけて、対局中は「助言無用」ということからだそうです。
四季の実、冬に生る草木の実 クチナシ(梔子)の実