気楽に気ままに山歩き「可也山」
今回の気楽にきままに山歩き
福岡県糸島市の「可也山(かやさん)」に登ってきました。
前回登った「浮嶽」より、北東方面に10kmほどの山です。
可也山(かやさん)は、糸島半島の唐津湾に面した西側に位置してます。
形の整った独立峰の山で、見る方角によっては、富士山そっくりの三角錐に見える山で
「糸島富士」「小富士」とも呼ばれてます。
標高は、1年の日数と同じである、365m。
■可也山(かやさん)
■福岡県糸島市
■標高 365m
■日時:2月6日 正午より
■歩行時間 登り:1時間30分、下山:1時間
登山ルートは、小富士ルート・師吉ルートがあり、今回は標高0mの海から登れる、小富士ルートで登った。
天候は、雲は若干あるが晴れてて、登り坂を登ると汗が出るほどの、今の時期にしては凄しやすい天候である。
登山道への車道入口である、北山神社より200mほど先の、海岸上の道脇空き地に車を止める。
コンビニ弁当で簡単に昼食を済ませ、12時にスタート。
今回は、標高が1年の日数と同じ365mと言うことで、海抜0mからスタートしたかったので、道下の海に降り海面に足を下ろす。
県道54号線沿いの、「北山神社」の横から、登山口へ向かい、住宅地の中を歩く。
「小富士の梅林」の中の緩やかな傾斜の道を進む。
この地区には、約3000本の梅が植えられてるらしい。
時期的に少し早く、2月終わり頃なら見頃であったろう。
梅林の中に、蜂蜜用の蜜蜂採集箱が設置してあった。
梅の花で出来たハチミツは美味しいであろう。
コンクリート舗装が終わり、未舗装の道路を進む。
車が進入できる道は終わり
「可也山登山道入口」の看板が倒れたままの状態で、私たちを迎えてくれた。
竹林の中を進む。傾斜は徐々に増してくる。
落ち葉が積み重なり歩きにくい。
自然林の中を歩く。傾斜は更に増し、息は既にハァ~ハァ~。
右側は谷、山の大きさの割には深い谷である。
まだまだと言う様に傾斜が増してくる。
工事用のトラロープが張られ、それにつかまり登って行くが、落ち葉で滑りなかなか思うようには進まない。
見上げると、今から登るところが、壁のように目の前に立ちはだかる。
ここを登り上がると、上が明るくなっており、尾根に出れるような気配が。
ロープ場を登りあがると、支尾根へと出た。
「山頂まで0.9km」の看板が迎えてくれた。
両脇急傾斜の支尾根の、マサ土むき出しの歩きやすい道を進む。
歩きやすい道も直ぐに終わり、また急傾斜の道が始まる。
雨水で堀切状態の登山道。
門柱のように両脇に立った石の間を進む。
山の中に大きい石が増えてくる。
クヌギの木?の大木がアチコチに。
上方に、転げ落ちて来そうに見える、なにやら怪しい形の石が。
棒状と、下に玉状に石が2個。
まるで・・・。
暫くここで小休憩。
先のほど石を横から見ると、こんな状態(期待はずれ)。
失敗し倒れなかった、将棋倒し状態。
暫く休んで疲れを取ったが、急傾斜登りで、直ぐに疲れが復活。
大きい石をまっ2つに割り、そこから木が生えてる。
こいうのは「何故か」好きなので暫く石の周りを見学。
見事に割れ目から逞しい木が出てきてる。見習いたい?ものである。
倒木を乗り越え、急勾配の登山道を登る。
ロープ場は、総延長100mはあったのではと思う。
滑ると、谷へ落ちそうな道の狭さ。
足をつまずかないよう、慎重に歩いていく。
ロープ場を終え登りきると、いきなり広い尾根道へ。
師吉ルートの出合である。
ここよりは、可也の台形の形の山頂稜の、平坦で整備された尾根道を歩く。
まもなく一段高くなった場所に「可也神社」
「可也神社案内板」
天平八年(736)新羅に使いする人の歌に「草枕 旅を苦しみ 恋おれは 可也の山べに さ男鹿鳴くも」と書かれ、万葉に歌われた山・・・
緩やかな勾配の道を、山頂に向かって進む。
可也山山頂 標高365m(1年の日数と同じ)
展望は全く無し。
山頂から数分で、展望広場へと。
初老の方がスケッチ中。
他には夫婦?が1組。
展望は、360度と言いたい所だが、一部木が伸びて、270度か。
可也山展望台より、東方向、糸島市街地・糸島平野方面。
可也山展望台より、北東方向、宮地岳・柑子岳方面。
可也山展望台より、北方向、火山・彦山方面。
可也山展望台より、北西方向、玄界灘・芥屋の大門・立石山方面。
15分ほど休憩して、同じ道を下山する。
落ち葉が積もり、滑りやすい道なので注意して下る。
相棒は途中で滑り、背中を強打!
登りは、約1時間30分。
下山は、約1時間ほどの工程だった。
今回の、気楽に気ままに山歩き「可也山」
広大な「小富士の梅林」
そして、途中の小富士集落
枝垂れ梅など、梅ノ木を庭に植えてある民家が多い。
梅の開花時期に、再度訪れたいところである。
気楽に気ままに趣味生活
下山後、まだ帰るには早い時間だったので
「芥屋の大門(けやのおおと)」へと向かう。